共有地の悲劇・ファーストペンギン!

堤真一演じる片岡が、かつてはたくさん魚が捕れたけど今魚が減っているのは自分たちのせいでもあると言っていました。
漁場は、共有地の例としてよく挙げらます。共有地とは①排除不可能②競合性がある財をいいます。
漁場には、基本的には誰でも入れるので(船があれば)、その人を排除することができません。
魚資源は限られるので、誰かが多く魚を捕ると他の人の漁獲量は少なくなります。
したがって、各人は自らの漁獲を多くするため、他者に負けないように見境なく漁をします。
限られた魚資源を競って捕る状況は当然に将来の漁獲量を減らしてしまい。長期的には漁獲量が少なくなってしまいます。
この「共有地の悲劇」を防ぐために、漁業権の管理や、漁獲量の調整を漁協が行っています。
梅沢富美男演じる漁協組合長は主人公の行動をことごとく潰そうと画策しますが、彼の職場にある地域のジオラマから地域への愛を感じることもできます。今後、地元の漁業を守ろうとしているんだという本心が見えてくることを期待したいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です