【雑感】非効率だけど価値のある仕事
「アイ・アム まきもと」を観ました。
彼は役所の中で、たった一人自分のこだわりだけで「おみおくり係」の仕事をします。
ただ、あまりにも手離れの悪い仕事が目についたために、役所に来た新任の局長から係の廃止を言われます。
役所の仕事に「効率性」は求められますが、一方で効率性の測れない仕事を行うのが役所なんじゃないかとも思います。
産業革命、IT革命を通じて、生産に関する効率化を進めていった結果、実は生産以外の仕事で、「ブルシットジョブ」に勤しむ人が多くなっていることを考えると、効率とは何だろうと思います。
もっというと、「シンギュラリティ」が到来した後は、人間は本来の生産の仕事をほとんど行わなくてもい時代が来るのかもしれません。そうすると、効率とかの意味が無くなります。
その時には、もしかしたら「おみおくり係」のように、個人のこだわりで、非効率で、しかも誰かにとっての価値になっているようなものが、人の行う仕事になっているのではないでしょうかと想像します。