垂直型組織と水平型組織

「皆の動きがなんだか重い」「言われたことしかやらない」「統制がとれない」など、メンバーの動き方は組織の形態によって特徴づけられているかもしれません。

垂直型組織(効率重視)
ヒエラルキー型の構造を持っていて、中央集権的で計画と規則によってコントロールされます。変化の少ない環境において、計画的かつ効率的に事業を行っていくのに適しています。

水平型組織(学習重視)
フラットまたはネットワーク状の構造を持っていて、権限が分散し、規則が少なく、各自が自律して行動します。変化の多い環境に迅速に対応していくのに適しています。

先の読めない時代に対応していくために、垂直型組織の中にもプロジェクトチームや社内ベンチャーで学習重視の構造を試している企業が多いかもしれません。
一方で、意思決定に何らかの形で本社が含まれることによって、場合によっては垂直型組織の中よりも意思決定が重くなったり、逆に規則等に沿わない活動をするために細かなコンプライアンス違反が多く発生する危険性があります。

垂直型組織には、全社として決めたことを、迅速に実行できる強さがあります。一方で一旦決まったことを修正していくのが難しい側面があります。

現在の会社の規模、環境変化の大きさなどによって、どのようなスタイルの組織になるかが決まってきます。

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札幌の中小企業診断士 嶋田 雅人

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