中小企業診断士とフレームワーク

中小企業診断士の重要な能力の一つはフレームワークを使えることです。
フレームワークとは、枠組み、骨格、構造、組織の事で、ITの分野では、システムの土台となる基本的な枠組みのことを言いますが、中小企業診断士が使うフレームワークは物事を整理して考えやすくするための切り口を与える道具をいいます。
例えば、会議でそれぞれが別々のことを話して結局何が話題になったのかわからなかったという経験はあると思います。また、自分で事業の問題点を考える際に「物価が上がっているし人件費も高いなあ。社員の生産性が高いのかどうかもわからないし、売り上げも落ちている。うーん」ということになります。

中小企業診断士が良く使うツールのSWOT分析は、企業の状況を「Strength:強み」「Weekness:弱み」「Opportuity:機会」「Threat:脅威」の4象限に分けて考えます。
SとWは組織自体の状況(内部環境)、OとTは外部環境を指します。
内部環境は更に、ビジネスマンが昔からよく言う「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」(これもフレームワークです)に整理でき、外部環境はPEST分析で整理することができます。
PEST分析は、「Political:政治的環境」「Economic:経済的環境」「Social:社会的環境」「Technorlogical:技術的要因」で分析する手法です。

フレームワークを使えば、状況を整理して考えたり、四方に散ってしまった議論をまとめることが可能になります。
このようなフレームワークを、中小企業診断士はいくつも持っています。ブログの中で今後紹介していきたいと思います。

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札幌の中小企業診断士 嶋田 雅人

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